“じわじわ伸びてる?”

福岡グルメ 天神グルメを紹介しようかね

63歳の母が作ってくれたカルボナーラが不味い

63歳の母が作ってくれたカルボナーラが不味い

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(理想のカルボナーラ)

どのくらい不味い?

ブログに書くくらい不味い。母の愛、手料理だから文句言うな、自分で作れ、お母さんが可哀想!って言われそう。ただ、これは母の手料理に対する感想。物語は一つではない。同時に進み 且つ複雑に絡み合う。人の数だけ物語がある。関わり合うことで発展したり、隠れていたりする物語。その上で言う。不味い。

母の手料理を疑い続けた30年

母が調理したというだけで なぜ美味いとされるのか。ずっと疑問だった。うちは、そんなことない。お袋の味の字体だけ見ると、お母さんの手料理って事か。冷静に考えると根拠は何処にあるのか。母は看護師だ。昔から料理は苦手なようだ。俺が10代の時、母が作ってくれた料理を皿ごとひっくり返した事もある。「不味い料理出すくらいなら、おとなしくhot mottoを買ってこいや!」と凄んだ事もある。それは俺が反省するべき。だが手料理が不味くて仕方がなかった。

カルボナーラは要らないと伝えていたのに、なぜ?

11:00 母が俺に問う。

「お昼はカルボナーラにしよっか?」

筑豊で生まれ、筑豊で暮らしてきた母。カルボナーラなど知るはずもない。なーにがカルボナーラじゃと思いながら

「ああ。一平ちゃんがあるき、俺は一平ちゃんでいいよ。ありがとう。」

俺はミサヨちゃん(母)ではなく、明星一平ちゃんを選んだ。

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11:45 まもなく昼食。

居間で横になり、スマホで はてなブログ を読んでいると母がやってきた。手には皿を持っている。

「カルボナーラ、食べてみて。」

思わず「おっ」と声が漏れた。

どうなっているのか。俺が指名したのは一平ちゃんだ。母に訊ねた。

「一平ちゃんは?」

「そうね。」と、よく解らない返答をした。

その時、俺は理解した。もう一平ちゃんには会えないのだ。「ありがとう。」そう言って受け取った皿には、カルボナーラちゃん。色味は黄色が強い、麺は細麺だ。過去に見たカルボナーラの中で最も細い。サイホソ。サラスパの麺くらい。具はベーコンのみ。粗挽きではない黒胡椒が見える。ちょっと美味そう。先日のチキンカレーに対する指摘から学んでくれたのか。いーや、それはない。30年騙され続けた。人は変わらない。悪人は悪人だ。ヤクザが神父になってアーメン?母は看護師。平野レミにはなれない。今まで何度騙された。さあ、昔のように皿をひっくり返せ。いや、もうそんなことはやめよう。そうじゃないんだよ。母は一生懸命作ってくれた。休職して、昼間から横になり、はてなブログを読んでいる31歳の息子に、手料理を作ってくれた。それこそが愛。ありがとうお母さん。俺を守ってくれて。涙が出そう。ありがたく、いただきます。

実食

まずは一口食べよう。話はそれからだ。なんて、お箸で麺を掴むと、麺全体が持ち上がる。ニチャアアンって。この時点で麺は最悪な状態だと解った。ニチャアアン。持ち上げても、 ニチャアアンっていいながらも、ほどけないよ?いやらしい音たてやがって。イラッとする。すかさず母が訊いてくる。

「食べれる?」

わからない。何も答えたくない。イラッとするよ。俺も訊いてみた。

「これ何か見ながら作ったん?」

「クックパッド。栗原はるみの。」

「へえ。」

クックパッドに栗原はるみという投稿者がいるんだな。まあ、食べてみますかって団子状態のカルボナーを一口パクっと。

 

 

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不味い。世界一不味い。もう嫌だ。怒りが抑えきれん。結論先出しで母に言った。「これは、不味い。どれ見て作ったん?」母はスマホからレシピを提示した。

カルボナーラ レシピ 栗原 はるみさん|【みんなのきょうの料理】おいしいレシピや献立を探そう

まちがいさがし

まちがいさがし 
歌:菅田将暉

作詞:米津玄師

作曲:米津玄師

まちがいさがしの間違いの方に
生まれてきたような気でいたけど
まちがいさがしの正解の方じゃ
きっと出会えなかったと思う

ふさわしく 笑いあえること
何故だろうか 涙がでること

君の目が貫いた 僕の胸を真っ直ぐ
その日から何もかも 変わり果てた気がした
風に飛ばされそうな 深い春の隅で
退屈なくらいに何気なく傍にいて

 

お母さん、ありがとう!